ブランドの1stモデル。2024年に木型を改良し、以前よりも僅かに足囲を大きくしました。細かなピッチの出し縫いに合わせて入れる飾り溝の目付(めつけ)は手作業で1つずつ刻み、人の気配を感じさせる1足に仕立てました。ウエストを絞った木型にアッパーを密着させるため、熟練の職人が革の伸び方向や強度を見極めながら手作業でつり込みを行っています。靴底の踏まず部には革シャンクを仕込み立体感と強度を、コバにはツメ出しと呼ばれる技法で僅かな立体感を持たせました。