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小学校靴磨き授業【実習時間】


11/13(tue) 千葉県市川市立真間小学校にて、株式会社コロンブス様協賛のもと靴磨きの授業を行いました。

1~3時間目に磨きの実習を、4時間目には仕事のお話しをさせて頂きました。

今回の記事では3時間目までの実習のことを記します。

6年生の皆さんには自分以外の人の革小物を借りてきてもらうよう予めお願いをし、基本的な手入れ法を実習を交えながら伝えました。

靴が一層綺麗に見えるワックスのせを行いたい人は昼休みに来て下さいと希望者を募ったところ、想像以上に沢山の生徒様が集まってくれました。

自身が小学生の頃を思い返すと、退屈が嫌いで新鮮味のあるものに興味を示していた記憶があります。

そのため普段学校にはあまり来ないであろうタイプの人でありたいと思い、敢えていつも通りの格好で実習に臨みました。

今回の実習は革の手入れ法を学んでもらいたいという目的のほか

人から物を借りる(依頼)→ 手入れをする(責任)→ 対面で返す(悦び)

これらの流れから得られる感情をぼんやりとでも感じ取ってもらいたいという思いから発案したものです。

今回多くの生徒様が親御様からものを借りてきてくれていました。

大人でも革の手入れ法を知る人は多くないと思います。

小学生である自分が大人に対し教えてあげられることが出来るというのは、自信や嬉しさを感じるひとつの体験になるのではないでしょうか。

人にはその時その人にしか出来ないものがあることをなんとなくでも感じてもらえていたら授業は意味を成したと思います。

お父さんの靴をぴかぴかにしていた男の子、これを履いて仕事に行くお父さんは嬉しいだろうねと話しかけると無言で微笑んでいたのがとても印象的でした。

突然のお手紙でのご提案に耳を傾けて下さった学校長石塚様、ご参加頂いた生徒の皆様保護者の皆様、またケア用品をご提供頂きました株式会社コロンブスの皆様、私と真間小学校時代を共に過ごし今回撮影をしてくれた映像作家の中里くん、皆様のおかげで貴重な時間を過ごすことが出来ました。改めてお礼申し上げます。

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